sulmy(スルミー)の色々ブログというか日記というか

退職後アメリカの大学院で栄養学勉強する27歳女性です。しょうもないことを書き連ねています。

アイスランド Day2 ~ゴールデンサークル&オーロラチャレンジその1~

アイスランド二日目

今日は、「ゴールデンサークル」を巡るドライブ&オーロラチャレンジ一日目です。

 

ゴールデンサークルとは、ユネスコ世界遺産シングヴェットリル国立公園・巨大な間欠泉の見れるゲイシル・大迫力のグルフォスをメインとした大人気観光ルートです。

レイキャビク市内からの距離もさほど遠くなく、8000円程度でツアーも出ています。

 

朝9時過ぎにエアビー宅を出発し、いざ始めの目的地シングヴェットリル国立公園へ!

ゴールデンサークルを西側から東へと攻めていきます。

 

出発して驚いたのが、天気の変化が本当に激しいんです!

例えば、朝は快晴だったのに、20分くらいすると突然吹雪が。

あらかじめ変わりやすい気候だとは聞いていましたが、、、、

とても恐ろしい気候です。

 

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道中の景色

 

市内から分くらいでシングヴェットリル国立公園に到着。

道のりはとてもシンプルで、特に問題なく到着しました。

そこそこ観光客がいます。

駐車の仕方ですが、

①空いている駐車場内の一角に停める

②ビジターセンターに行って、ナンバーを入力し駐車登録を行う

③駐車料金が、後日、そこで入力したクレジットカードに請求されるという仕組みになっています。

どこかで車のナンバーを撮っているのかわかりませんが、知らないとうっかり見過ごしてしまいそうなシステムです。

周りの人が何やらやっていたので気付くことができました。

個人的には、駐車カードとかもなく、無駄な紙を消費せずに済むしいい制度なんじゃないかと感心したところでした。

 

みてください。この自然のむき出しのような岩肌や道筋。天気も曇りで、なんだか見渡す限りの自然に恐怖すら感じます。

 

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大地の裂け目

 

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大地の裂け目

「・・・こわー!!」これが私の印象でした。

ここは海底のプレートが地上に出てきている珍しい地点のようで、北米プレートとユーラシア プレートが交わって大地の裂け目が見られます。

ユーラシアプレートといえば日本の海底にもあるやつのようで、こんな遠くの大地まで繋がっているのか、、、と規模の大きさに驚かされました。

 

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Wikipediaより

 

続いて間欠泉のゲイシルへ向かいます。

こちらもビジターセンターがしっかりしていて、お店もあります。

アウトドア用の洋服やお土産も売られています。

 

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間欠泉

 

ここも大迫力。

出ない時もある?みたいなのですが、数分おきに噴出していてとてもダイナミックかつ不思議な場所でした。

周りもポコポコと泡が出てきている場所がたくさんあり、急に噴出したらどうしようと怖くなりました。

自然のパワーって恐ろしいです。

 

最後にグルフォスへ。

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グルフォス

こちらも超ド迫力。

正直結構怖いです。

アイスランドは発電が再エネ100%の国ということでも有名で、

その大部分を水力と地熱が担っています。

こんなに豊富な水があれば活用しない手はないですね。。。

 

淡々と書きましたが、、、

ドライブ中に迷うことは全くなく、観光客と思われる車がある程度いますので、

比較的初心者でも安心して運転できると感じました。

私も海外での運転は初めてでしたが、

右側通行にも環状交差点にもすぐに慣れることができました。

路面状況は、たまに雪が薄っすら被っている程度で、

基本的には乾いた路面となっていました。

これはその日の天候にもよると思いますが、この日はつるつる滑るようなことはありませんでした。

ただ周りの車はかなりのスピードで走っています。

雪道はある程度経験があった私ですが、ゆっくり走ってみなさんどうぞ抜いてくださいという具合で進んでました。

吹雪の時は本当に視界が悪いので、ゆっくり走ることを心がけましょう。

 

ということで、自然に圧倒され続けたゴールデンサークル周遊でした。

 

夜は、九時に就寝して12時に起床。オーロラ鑑賞へいよいよ出発です。

このためにアイスランドへ来たと言っても過言ではありません。わくわくで待ちきれません!

宿のエアビーのお父さんからのアドバイスを受け、いざ出陣。

オーロラ鑑賞のポイントは

①晴れた日

②冬季12月から3月が見頃

③明かりのなるべくないところ

④運(笑)という具合になっています。

オーロラ観測には、というサイトがとても役に立ちます。

その場所のオーロラ出現の可能性がわかり便利です。

我々は3月4-9日早朝のタイトスケジュールだったため、チャンスはわずか3日しかありません。初日は夜になり悪天候だったため、諦めて次の日の観光に備えるために就寝。

二日目から勝負が始まりました。

 

アイスランドは首都からオーロラが観れる世界でも唯一の国のようですので、車がなくても条件さえ合えばどこからでもオーロラが楽しめます。

市内の外れのグロッタという灯台の方へ少し車を走らせ、周りは漆黒に包まれるような海岸へ到着。

 

でもあたりを見渡すと、あれ?沢山レンタカーで来た観光客が。

皆さんライトを消してオーロラ待ちの様態でした。

我々も30分ほど空を仰ぎ続けましたが、オーロラさんは現れず。

もちろんここはアイスランド、車のエンジンも消した中、完全の防寒対策とはいえ寒さに震え始めます。

人も多いしなんか違うなあと仕方なく段をとるため移動し、次の目的地を目指すことに。

 

続いては、クベラゲルジというレイキャビクから一時間弱離れた小さな町を目指します。

真夜中の移動なのですが、、、

この道は本当に怖かった。

大きな道を走っているはずなのでが、とにかく真っ暗すぎて自分たちのライト以外何も見えません。

途中で車が壊れたらとか、何か動物が出てきたらとか、

色んなことが頭をよぎりましたが、ひたすらに車を進めます。

昼間は遮るものがなく周りが見渡せるので安心でしたが、何も見えないのは怖すぎます。

とても長く感じた道のりでしたが、町の光が見えた時にはとても安心したのを覚えています。

 

しかし、結局オーロラは出現せず。

疲労も少しずつピークに近づき、この日は帰ることに。

と、その時!

・・・「お。。?!お???」真っ暗な一本道を走っている途中、なんと空にぼんやりと緑の光が!

道端に車を停めて窓を開けて(めっちゃ怖い)、ゆっくと空を見てみます。

薄い緑の光が、空に映し出されています。

空一面のオーロラというわけではありませんが、とりあえず観れたことに感動し、あれだけ怖かった道もなんだか心にゆとりをもって帰ることができました。

粘ってよかった。

 

この日はこれにて終了。

 

しかし、この日みたオーロラは、まだまだほんの始まりに過ぎなかったのです。

オーロラハントは続きます。